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「外国につながる子どもの保護者のための小学校の給食試食会」から

川崎市には多くの外国人が住んでおり、その数は約3万6千人にものぼります(平成29年3月末時点)。そこで、外国人の保護者やその子どもを対象に、日本の小学校の給食への理解を深めるための試食会が行われました。

給食試食会

 12月6日(水曜)、川崎市立井田小学校において「外国につながる子どもの保護者のための小学校の給食試食会」が開催されました(主催=川崎市国際交流協会・後援=川崎市教育委員会)。当日の参加者はブラジル・フィリピン・中国などの国籍をもつ保護者とその子ども計5組。

 まずは井田小学校で栄養士を務める五嶋友惠先生から日本の給食に関するお話。参加者ごとにスタッフがついて、翻訳しながら伝えます。「日本の給食は、安全安心を最優先に考えた上で、栄養バランスを中心に、季節感や行事に合った献立を考えています。また、川崎市は全部の区域で同じ献立ですが、月に一度だけ学校ごとにオリジナルのメニューを用意しています。井田小学校は11月、りんごが美味しい季節ということでりんごのケーキをつくりました」

 続いて給食にまつわるクイズ。「給食を作るときに料理の温度を測りますか?」など計8問。この問題の答えはyesです。ノロウイルスの感染の心配のある食品は、85度で1分以上加熱されているかも、確認しています。

 約1時間の座学のあとはお待ちかねの給食試食タイム。当日の献立は、麦ごはん・牛乳・チキンカレー・大根ときゅうりの中華漬けでした。実際の小学校における給食のように食缶が並び、スタッフの方々と五嶋先生が配膳係となって1品1品よそってくださいました。

 既に小学校に通っているブラジル系の男の子(小学2年生)が、少々照れながらもみんなを代表して「いただきます」の掛け声。

 参加者は「とても美味しい!」「美味しかったしお腹いっぱい」などの感想とともに満面の笑み。もちろん、試食させていただいた記者も大満足でした。

 帰り際には、井田共和会第2町会会長の伊藤初美さんから、採れたての井田地域の野菜(小松菜と大根)がお土産として提供されました。

 イベント終了後、参加者(フィリピン人女性)にお話を伺うと「日本の給食は栄養バランスが良いということは知っていましたが、実際に初めて食べてみて美味しかったし、子どもの反応も良かったので、給食に対する不安は全くなくなりました」と満足げに話してくださいました。

 給食試食会は、栄養バランスの良い献立や残さず食べるという意識など、日本ならではの良い風習が在日外国人の方々にも伝わり、子どもたちの笑顔がまぶしいイベントでした。


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