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「食生活改善推進員養成教室」開講

医師の眞川幸治さん(多摩区役所保健福祉センター)

 「健康づくりは食事から」と分かっていても、 バランスよく食べるのはなかなか大変……そんな時、手助けしてくれるのが、地域の「食生活改善推進員」(愛称・ヘルスメイト)です。

 食生活改善推進員は、「私たちの健康は私たちの手で」をスローガンに、中原区では約100名の市民が、食生活改善をとおして健康づくりのボランティア活動をしています。家庭や高齢者への栄養講座の開催や介護予防(低栄養予防)の取組、男性料理教室などを実施しています。

 中原区役所保健福祉センター主催による「食生活改善推進員養成教室」は毎年催されており、今年は、5月31日から4回、開かれました。中原区役所別館で行われた第1回は、医師と管理栄養士による講義。

管理栄養士の七原里穂子さん(中原区役所保健福祉センター)

 医師の眞川幸治さん(多摩区役所保健福祉センター)は、「知っておきたい!健康づくりの今とこれから」をテーマに、これまでの健康づくりの施策を振り返りながら、次のように指摘しました。

 「1984年の入院患者の21.3%が75歳以上でしたが、2011年には49.4%に上昇しています。今までは、もとどおりに働ける〈治す医療〉だったが、これからは、〈生活を支える医療〉(在宅医療・介護)が必要になっています。そのためには、一人ひとりの健康問題を地域のみんなで協力して解決し、みんなで健康になりましょう」

 そして、2000年に厚生省(当時)によって始められた国民健康づくり運動「健康日本21」の成果をふまえた上で、現在進められている「健康日本21(第2次)」を概説。その目標は以下の5項目。

 @健康寿命の延伸と健康格差の縮小

 A生活習慣病の発症予防と重症化予防の徹底(NCD非感染性疾患の予防)

 B社会生活を営むために必要な機能の維持及び向上

 C健康を支え、守るための社会環境の整備

 D栄養・食生活、身体活動・運動、休養、飲酒、喫煙及び歯・口腔の健康に関する生活習慣・社会環境の改善

 食育基本法が施行されたのは2005年、同法に基づき、川崎市は2008年に「川崎市食育推進計画」を策定しました。

 管理栄養士の七原里穂子さん(中原区役所保健福祉センター)は、「食の現状と食育の推進」について講義。「現代は、食生活の変化で生活習慣病が増えています。食生活の改善は、生活習慣病予防のために重要です」として、「地域・家庭でできる『か・わ・さ・き』の食育」について次のように示しました。

 「か」らだをつくる食育の推進〈若い世代を中心に健康に配慮した食習慣を身につけ、セルフケアを実践する取組〉

 「わ」を大切にする食育の推進〈輪食・話食(一緒に楽しく食べる)・環食(環境に配慮する)・和食に関する取組〉

 「さ」いがいに備える食育の推進〈家庭、地域、給食施設における非常食の備蓄の推進や安全・安心な食を選択する力の育成に関する取組〉

 「き」ゅうしょくから伝わる食育の推進〈給食を通して「食」の大切さを伝える取組、栄養管理された給食の提供〉

 今年の受講生は31名。健康づくりのための運動の実践や調理実習も行われ、4日間受講した人には修了証が手渡されました。健康づくりの担い手としての一歩を踏み出します。

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