タウンニュース

福祉情報ミニ講座「高齢者のための断・捨・離整理術」から

――心身の衰えと共に身の回りの片づけができなくなっている高齢者が増えています。それに伴い住まいは「ゴミ部屋化」していきます。ゴミ問題は誰もが直面する問題。健やかな生活を続けるための対処法は……

高齢者のための断・捨・離整理術

 福祉情報ミニ講座「高齢者のための断・捨・離整理術」が、11月7日(月曜)、エポックなかはら大会議室で開かれました(主催・川崎市高齢社会福祉総合センター)。

 講師は、遺品整理のプロ、石見良教・あんしんネット事業部部長(整理コーディネーター)。同社は、介護や福祉に関わり、高齢者が健全な生活を続けるための住環境の整理を行う整理専門会社。

 石見さんは、地域包括支援センターや社会福祉協議会などからの依頼を受け300を超える会場で講演を続けています(講演料は無料)。時に笑いを交えながら歯切れのいい口調で、「遺品整理人からのアドバイス」を語りました。

 誕生した赤ん坊の物の量はオムツ、ミルク、ベビーカー、衣類、おもちゃなど0・2t(2箱)。成長と共に物が増え、子どもが結婚するころには4t(60箱)に、女性の平均寿命の86歳には3t(50箱)になるそうです。石見さんは「残された人が整理できる15tに減らし、遺品整理にお金をかけないようにしましょう」と呼びかけ、片付けの基本を説きます。

「物が ある・ある から ない・ない にするために、自分の気持ちを定めることが大切。物への執着心を捨てることができないと物がたまっていきます。執着心を断ち、捨てることができれば物が離れます」

 そして生前整理の効果をこう続けます。

 「元気な時に自分のための遺品整理=生前整理をすると、精神的かつ経済的な効果が得られるだけではありません。探し物に時間がかからない時間的効果、物を無駄にしなくなる環境的効果、自己管理ができるようになる教育的効果、掃除が楽で綺麗な環境になる衛生的効果があります」

 また、遺族を悩ませないために〈私の写真・アルバムは、遺品整理の際に、心おきなく処分して下さい〉などの『張り紙』を作っておくと良いそうです。

 会場の約150人を前に、「私の話を聞くだけではダメです。体を動かせるうちに、今、やって下さい」と強調する石見さんでした。


TOP タウンニュース お店紹介 サークル紹介 イベント情報 読者の声 古紙回収 お問い合わせ