タウンニュース

「犯罪に巻き込まれないために 〜子どもを守ろう ! 自分で守ろう・地域で守ろう」から

子どもが犯罪や事故に巻き込まれる痛ましいニュースに接すると、胸が押しつぶされそうになります。子どもたちのSOSをキャッチし見守ることができなかった私たち大人。子どもたちをどう守っていけばいいのでしょうか。

犯罪に巻き込まれないために

 家庭・地域教育学級「犯罪に巻き込まれないために〜子どもを守ろう ! 自分で守ろう・地域で守ろう」(主催・川崎市教育委員会)が、11月2日(水曜)から5回開かれました。

 初回のこの日は、中原警察署署員による講演「最近の身近な犯罪と中原警察署の活動」が行われました。

 講師の中川重治・中原署生活安全課課長(神奈川県警部)は、中原警察署管内犯罪情勢などについて次のように説きます。

 「管内の刑法犯罪認知件数は暫定値ではありますが、平成28年10月末現在、1368件(+9件、+0・7%)となっております。この中で最も発生の多いものは自転車盗で、525件(−54件、−9・3%)です。刑法犯認知件数に占める割合も38・3%をこの自転車盗が占めております。今年から中原警察署では、認知件数を大きく引き上げているこの自転車盗対策を最重点として検挙・抑止活動に取り組んでおります。また、管内で今年に入り発生件数が増加しているものは空き巣です。平成28年10月末現在の発生件数は、44件(+31件、+238・5%)となっております。空き巣は市内全域で発生しておりますが、被害に遭った建物は、一戸建住宅やアパートの1階部分が多くなっております。手口で最も多いのは、ガラスのこじ破りで、発生時間帯は昼間帯にかけて多くなっております。現在、中原警察署では刑事課盗犯係を中心に捜査を強化しておりますが、どうか皆さんも近所の方に声を掛け合って注意喚起をお願い致します。不審者を見かけた場合はすぐに110番通報をお願いします。最後に、高齢者の皆様のかけがえのない財産を一瞬にして奪ってしまう卑劣な犯罪である振り込め詐欺について触れさせていただきます。発生件数は、12件(−6件、−33・3%)と件数は減少しておりますが、被害額は1億円を超えるなど昨年を大きく上回っております。

 一番多い手口は、息子などに成りすます「オレオレ詐欺」ですが、最近では区役所職員を語り「医療費の戻りがある。ATMで返金手続きを説明するので、ATMについたら携帯に電話してほしい。これから言う番号を打ち込んで…」などと言って犯人の口座に振込ませる「還付金詐欺」も多くなってきております。電話でお金の話がでたら、詐欺を疑ってください。そして少しでもおかしいと思ったらすぐに110番をしてください」

犯罪に巻き込まれないために

 次は、地元で“おおだこポリス”の愛称で親しまれている小川照夫・同生活安全課防犯少年係スクールサポーターによる講演。小川さんは、日頃、防犯教室(誘拐防止・危険回避)、交通安全教室、非行防止教室、薬物乱用防止、サイバー教室、学校不審者侵入防止教室などを実施して子どもの安全を守っています。

 近年、問題になっているのが“スマホ依存症”。大人だけでなく子どもも陥っており、事故や事件に巻き込まれています。乳幼児にスマホを見せたり、触らせている光景も目につきます。小川さんは、その利用について注意を促します。

 「子どもが、みんなが持っているからスマホがほしいと言っても言いなりにならないようにしましょう。子どもに持たせる前に保護者が機械についての知識やインターネットの危険性を理解し、必ずファイリングのアプリを入れる。依存症にならないように夜間は居間などで充電する。機械の所有者は親であることをはっきりさせ管理し、保護者が子どもと話し合い、ルールを設定して利用状況を把握して下さい」

 さらに「近所の輪の中で子どもは育っていきます。地域や通学での見守りが大切です。大人の目がたくさんあることが子どもの安全につながります。子どもにひと声かけましょう」と指摘する小川さん。

 講座では、PTA・町内会・老人会の役員ら約30人が熱心にメモを取っていました。犯罪に巻き込まれないために、地域の“目”が、身近な安全安心を構築していくようです。


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