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ブレーメン通り商店街のシンボルとして「小山ワールドビル」完成

小山ワールドビル

 元住吉駅西口の目の前に6階建ての「小山ワールドビル」が、昨年12月、落成しました。

 ブレーメン通りの壁面には、グリム童話『ブレーメンの音楽隊』に登場するロバ、イヌ、ネコ、ニワトリのレリーフが楽器を奏でています。屋上には、東横線の乗客から見えるように、金の猫鉾と猫のオブジェが鎮座。猫の目は、夜になると黄・緑・青色に発光し、乗客に興味を持たれるように設計されています。ビル全体には、ドイツから輸入されたタイルが施されていて美しい。

 ビルのオーナーは、株式会社小山グローバルズ。同社は、この地で、1927年(昭和2年)、小山薬局として開業、商店街で一番古い店。激しい戦火を潜り抜け、戦後間もない1947年(昭和22年)、小山文具店に衣替えし、約90年、地元民とともに歩んできました。

ビルの完成を機に、同社代表取締役社長の佐藤孝一さんにお話をお伺いしました。3代目社長の佐藤さんは、大学卒業の1968年(昭和43年)から小山文具店を経営。新ビルの建設に当たっては、ブレーメン通り商店街と町の発展を考えたそうです。

 「新築する際には、商店街の皆さんからブレーメン通り商店街のイメージ、シンボルとなるようなビルにしてほしいと頼まれ、責任重大だなと思いました。少しでも話題になってくれればと思い、彫刻家に『ブレーメンの音楽隊』の像と、猫鉾を依頼しました。東横線の乗客が猫を見て興味を持って商店街に来てくださるといいですね。江戸時代、小山家は小杉御殿町で鍛冶屋を営み、次男であった祖父が元住吉に薬局を開業。戦時中、薬は統制品となったため、戦後に小山文具店として再出発し、ベビーブームの波に乗り栄えました」

 ビルの1階のテナントは「富士そば」。

 「テナントを募集したところ、一流企業もふくめ引く手あまたで、町のためには、駅前は暗いより明るいほうがいいと思い、24時間営業の『富士そば』に決めました」

 ブレーメン通り商店街は、賑わっているように見えますが、佐藤社長の眼からすると、改善の余地が残されているそうです。

 「これまで全国の商店街を見てきましたが、商店街が、線として存在するうちはまだまだです。ブレーメン通りからわき道に入ったところに店がなければ、本当の意味での商店街とはいえません。わき道にある商店が栄えなければ、面として広がっていきません。面として発展していくことが、ブレーメン通り商店街の課題です」

 ブレーメン通り商店街での買い物の際は、立ち止まって小山ワールドビルを見上げてはいかがでしょうか。音楽隊の動物たちが待っています♪


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