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「かわさき健幸福寿プロジェクト本格始動 第1期表彰式&記念講演」開催

かわさき健幸福寿プロジェクト本格始動 第1期表彰式&記念講演

 川崎市が、〈いつまでも「元気なお年寄り」でいていただくことを目的〉として、「かわさき健幸福寿プロジェクト」を設置したのは2014年4月。健幸という漢字は川崎市独自の言葉。2年後の16年7月、「かわさき健幸福寿プロジェクト本格始動★記念イベント 介護保険 原・点・回・帰」を開催しました。

 それから1年、川崎市は17年8月、要介護高齢者に対する介護サービス事業所の自立支援の取り組みを評価し、報奨金などインセンティブ(成功報酬)を付与する「かわさき健幸福寿プロジェクト」の第1期の実施状況を公表。直近1年間で対象にした高齢者のうち15・9%の人が要介護度で1〜2段階改善したそうです。改善に資するケアを提供した事業所に高齢者1人当たり5万円の報奨金を付与。第1期は87事業所が付与対象となり、成果を上げた事業所には「認証シール」が交付されました。

 8月25日(金曜)、エポックなかはら(川崎市総合福祉センター)で開催された「かわさき健幸福寿プロジェクト本格始動 第1期表彰式&記念講演」(主催・川崎市健康福祉局)で、それらの事業所と改善した人たちが表彰されました。福田紀彦市長がお一人おひとりに表彰状を手渡し、こう挨拶しました。

 「健幸福寿プロジェクトを始めたきっかけは、現行の介護保険制度では、質の高いケアを提供し改善すると介護報酬が減ります。このプロジェクトは、介護保険の理念である自立支援の成果が評価される川崎市独自の仕組みです。全体で介護サービスの質を上げていきましょう」

 続いて、小山明子さん(82歳)による記念講演「妻として、女優として〜夫・大島渚と二人三脚で乗り越えた介護の日々〜」が行われました。

 大島監督(1923〜2013)は、『愛の亡霊』『戦場のメリークリスマス』などを世に送った名匠。96年、ロンドン・ヒースロー空港で脳出血に見舞われ、さらに01年に再び倒れ、動くことができない身体となりました。

 女優で妻の小山明子さんは、もう一度メガホンを執りたいという夫を、17年にわたり献身的に介護をしてきました。女優一筋だった小山さんは家事が不得手で、4年間「介護うつ」にも陥りました。

 「結婚する前、松竹の助監督時代の大島は、木月のエレベーターのない5階建アパートに住んでいて、私はハイヒールで5階まで上がって行ったの」と、中原区との縁から話し始めた小山さん。介護の日々を次のように語りました。

 「うつ病だったとき、鏡に写った顔を見たら老婆そのもの。何かやらねばダメになると思い、水泳やヨガを始めてうつから卒業できました。孫の誕生日に孫のリクエストで回転寿司に行きました。長男が大島をその店に連れて行くのを反対したのですが、大人のプライドや世間の目を気にせず、家族で楽しみました。過去の名声や地位を手放し、今ここにある状況で生きることが大事なのです。介護を通してそう思えるようになりました。介護は、汚い・ きつい・臭いの3Kですが、皆さんも“かきくけこ”(感謝・興味・工夫・健康・好奇心)の精神でご自身の人生も楽しんでください」

 猛暑のこの日、開場前に長蛇の列ができていました。小山さんの胸襟を開いた話に、約650人の参加者は笑い頷き、明日への活力に繋がったようです。

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