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「武蔵小杉のまちづくりを考える市民の集い」開催

神奈川県が9月19日に発表した「県内基準地価上位10地点」(住宅地)に、中原区の小杉、上丸子、木月の3地区がランクイン。2017年の「住みたい街(駅)ランキング」(長谷工アーベスト )でも、武蔵小杉は2位に浮上。生活している住民とって住みやすいまちづくりとは……

武蔵小杉のまちづくりを考える市民の集い

 タワーマンションが林立し、再開発が進む武蔵小杉ですが、それにともなって住環境も変化しています。

 2012年に発足した「小杉・丸子まちづくりの会」は、〈武蔵小杉に長年住みよい住環境を守ってきた住民と、このまちの環境に魅せられて新しく住居をかまえた住民が一緒になって、この地区の住環境をさらによくして、次世代に継承していきたいと活動しているグループ〉(同会HP)。これまでに、ビル風の被害調査などを実施して、小杉・中丸子の再開発計画に疑問を呈してきました。

 同会は、9月、実際に住んでいる住民の現状を調査した「小杉のまち住民アンケート結果」を公表。アンケートは、6月初めに武蔵小杉駅周辺の3000戸に配布し、435票を回収(回収率14・5%)。居住年数は、11年以上が6割、6〜11年以上が2割で、居住形態は19階以下のマンションが6割、タワーマンションからも30件が回答。

 アンケート結果によると、武蔵小杉に住んでよかったと思う点では、「交通の便が良い」「駅から近い」「通勤に便利」など。

 反対に「武蔵小杉に住んで不便に感じていること」では、「ビル風が強い」(72%)が最多で、「駅の混雑が大変」(55%)、「公園や緑地がない」(41%)、「保育園が不足」(15%)、「コミュニティが不足」(14%)の順。また、「住みよい街への意見」として最も多かったのが、超高層マンションの数を今以上増やさないことだった。

 こうした現状を踏まえ、同会は、〈超高層・超過密人口集中の小杉再開発計画は、見直しに踏み出すべきではないでしょうか?〉と訴えています。

 さらに同会は、9月22日(金曜)、「住みたい街は住みやすい街か? 武蔵小杉のまちづくりを考える市民の集い」を、エポックなかはら大会議室で開きました(協力=まちづくり・環境運動川崎市民連絡会、武蔵小杉駅を良くする会)。

 集いでは、岩見良太郎さん(埼玉大学名誉教授)と上原公子さん(元国立市市長)による講演とシンポジュームが行われました。

 岩見さんは、ご自身が現地調査したイギリスの都市再生反対運動を紹介しながら、「場のまちづくり」を提言。「施設や建物ではなく場を単位とする都市計画」「場所づくり、縁づくり・活動・活動主体づくり」「日常生活の延長としての場のまちづくり」を指摘しました。

 日本で初めて市民発「文教地区」の指定を受け、環境(景観)にこだわって「まちづくり」を進めてきたのが国立市です。東京初の女性市長の上原国立市長が誕生したのは1999年(〜07年)。経験に裏打ちされた市民による“景観の闘い”を通して、人間を大切にするまちづくり「市民自治」を説きました。

 続くシンポジュームでは、講演者2人に、広川宗生さん(同会代表)と小磯盟四郎さん(まちづくり・環境運動川崎市民連絡会事務局長)が加わり、住民参加によるまちづくりの可能性が議論されました。最後に〈市民が行政とともに住みよい環境を創れる街に!〉とした集会アピールが読み上げられると、若者からシニアまで約100人の参加者から熱い拍手がわき起こりました。

 住みたい街が住みやすい街となるために、武蔵小杉に、ビル風ではなく住民自治の風が吹き始めました。

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