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「いこいの家・乙女文楽交流公演」開催

乙女文楽交流公演

 女性だけで演じられる「乙女文楽」を観たことがありますか。

 日本を代表する伝統芸能「文楽」は、江戸時代初期につくられ、男性たちにより演じられ継承されてきました。2009年にはユネスコの世界無形文化遺産に登録されました。

 乙女文楽は、その名の通り、女性のみによって演じられてきました。昭和の初め、大阪で、文楽の人形遣い五世桐竹門造によって考案され人気を博した人形芝居。その伝統をいまに伝えているのが、人形劇団「ひとみ座 乙女文楽」です(ひとみ座は69年、より公益的な活動をするために公益財団法人現代人形劇センターを設立)。

 10月31日(火曜)、29年度中原区市民提案型事業「いこいの家・乙女文楽交流公演」が、井田いこいの家で開かれました。 冒頭、ひとみ座を代表する国民的人形劇『ひょっこりひょうたん島』(NHKテレビで60年代に放送)のキャラクターが参加者を迎えてくれると拍手喝采、懐かしい“私と人形の世界”が蘇ってきました。

 ひとみ座団員の方は、「約70年前(1948年)、鎌倉市で生まれたひとみ座は、ここ井田に移り地域と結びついた活動を積極的に行っています。海外での公演も好評です」と挨拶。

 この日の演目は五穀豊穣を祈る舞「二人三番叟(ににんさんばそう)」、お祝いや開幕の際に演じられます。乙女文楽では、2人で演じ、荘厳な中にも華やかさとユーモアを感じました。

乙女文楽交流公演

 次は、着物を脱いだ人形を使っての説明。文楽では3人が一体の人形を操る「三人遣い」という形式で表現されるのに対し、乙女文楽は1人が一体の人形を操る「一人遣い」の形式で演じられます。一人遣いならではスピーディーさと迫力を感じさせます。

 体験コーナーは、2人の参加者が実際に人形を身に着けて操り、見得を切るという得難い機会となりました。

 さらに、参加者(約50人)との交流も図られました。間近で人形に接し、記念写真をパチリ、皆さん、ご満悦の様子。

 公演後、ひとみ座22年のベテラン団員の亀野直美さん(人形遣い)にお話を伺いました。

 「子どもたちに人形を見せたいという思いでひとみ座に入りました。文楽のような古典や現代劇を通して、人形劇というのは、観ても演じてもこんなに楽しいんだということを伝えていきたいです。海外公演に行きますと、日本で生まれた文楽の素晴らしさを実感します。子どもの頃から文楽と身近に接することができる環境づくりを進めていきたいです」

 そうしたことを踏まえ、ひとみ座では「乙女文楽体験ワークショップ」を開いています。

 人形遣いによって息が吹き込まれる文楽、人形が見せてくれるさまざまな表情に魅せられたひと時でした。

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