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82歳の現役医師が提唱する「一読・十笑・百吸・千字・万歩」

82歳現役医師が提唱する「一読・十笑・百吸・千字・万歩」

 「敬老の日」(9月17日)を前に、神奈川県は、14日、県内の100歳以上の高齢者数を公表。それによると100歳以上の高齢者は前年比140人増の3877人となり、過去最多を更新。男性は24人増の519人、女性は116人増の3358人。統計を取り始めた1981年(28人)以降増え続けており、高齢人口の伸びに比例して今後も増え続ける見通し。

 このように「人生100年時代」を迎えていますが、高齢者の健康法「一読・十笑・百吸・千字・万歩」を提唱している82歳の現役医師がいます。石川恭三さんがその人。循環器・心臓病の分野を専門とする名医のひとりとして知られています。

 石川さんは、陸軍青年将校たちによるクーデター「二・二六事件」が起こった1936(昭和11)年東京生まれ。慶應義塾大学医学部・同大学院終了、杏林大学医学部付属病院副院長などを経て同大学名誉教授として、いまも週2回の外来診療を続けています。長年の内科医としての仕事を背景に、マスメディアでも引っ張りだこ。とくに『午後は○○おもいッきりテレビ』(日本テレビ )への出演は15年続き、全国の石川ファンも数多います。ご著書も70冊を超え、最新刊は、この6月に上梓した『いい老い加減』(河出書房新社)。

 9月11日(火曜)、石川さんを講師に迎えてシニア講演会が、川崎市生涯学習プラザで開かれました(川崎市生涯学習財団・川崎市中原市民館共催)。

 演題は「老い越せ、老い抜け、老い飛ばせ」。石川さんは、3年前まで続けてきたというエアロビクスや水泳、筋トレなどご自身の日常生活を交えながらウィットに富んだ「元気が湧き出る生活術!」を語っていきます。約140人の参加者もときに笑いながら聞き入っていました。

 シニア生活術のキモは「一読・十笑・百吸・千字・万歩」。石川さんは、聴衆に問いかけながら次のように説きます。

 ▽「一読」(いちどく)=一日に一度は少し硬めの文章を読もう・・・皆さんは毎日、本・雑誌・新聞を読んでいますか、脳は新しい情報が好きなので新聞を読むのが良いですね。本を読むときはできたら声に出して読むと頭の体操になり認知症予防の一助になります。

 ▽「十笑」(じゅっしょう)=一日に少なくとも十回くらいは笑おう・・・最近は、皆さん笑わなくなっていますが、腹を抱えて笑ったことがありますか。自分から笑って相手を誘いこむくらいが良いです。笑いが健康にいいことは実証されています。

 ▽「百吸」(ひゃっきゅう)=一日に百回くらい深呼吸しよう(一度には十回くらい)・・・深呼吸すると、副交感神経の緊張が高まり神経の高ぶりが治まり、脈拍は遅くなり血圧も下がり、筋肉の緊張が低下し動脈中の酸素が増加します。まず姿勢をよくしましょう。

 ▽「千字」(せんじ)=一日に千字くらいは文字を書こう・・・日記や手紙を書き、それが無理なら昨日食べたものを細かく書くのが良いです。文章を書くにはいろいろと頭を使わなくてはならないので認知症予防に役立ちます。

 ▽「万歩」(まんぽ)=一日に一万歩を目指して歩こう・・・軽度認知障害には速足歩きが効果的なのが分かってきました。脳細胞が活性化され脳の老化を防ぐことができます。あの曲がり角までは速足で歩くというように決めてやると良いです。

 そして、石川さんはこう呼びかけます。「今日は、一読・十笑・百吸・千字・万歩のうちで何をして、何をしていないかをチェックし、やってないことをするようにしましょう。人生100年、元気で送れるようにお互い頑張りましょう」。

 最後に、「一読・十笑・百吸・千字・万歩」を全員で唱和して講演会の幕は閉じました。

 寿命が延びると、介護を受けたり寝たきりになったりせず日常生活を送れる健康寿命が気になります。男性の健康寿命は72・14歳、女性の健康寿命は74・79歳(16年・厚生労働省)。健康寿命を延ばすためにも「一読・十笑・百吸・千字・万歩」は有効です。


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