「川崎市立中原図書館見学会」開催

武蔵小杉駅より徒歩1分の好立地にある川崎市立中原図書館は市内最大規模。毎日、3500人を超える人々に利用されている図書館の見学会に参加しました。

 2018年12月1日(土曜)、「県立川崎図書館・市立中原図書館 合同見学会」が開かれ、地元中原図書館の見学会に参加しました。

 見学会は、18年5月に高津区(溝ノ口駅)に再開館した「ものづくり情報ライブラリー 県立川崎図書館」企画情報課の高田高史さんによる「県と市の役割分担」から始まりました。それぞれの特徴を「市立図書館は新刊購入が多く広い分野を揃え、広い世代を対象に貸し出し数も多い。一方の県立川崎図書館は専門本・雑誌が充実していて原則的に保存し、調査を目的に利用している人が多いです」と解説。
 中原図書館は、1960年(昭和35年)、小杉町に開館し、武蔵小杉の再開発と相まって53年後の2013年に駅前複合ビル5・6階に移転開設、その広さは4497u。17年度の蔵書数は約39万6千冊(うち児童書は約6万4千冊)で、開架にある本は約24万9千冊(全体の約63%)、雑誌・新聞の種類は雑誌300タイトル、新聞34種類。年間貸出冊数は約180万冊(うち子ども向けの本は約64万冊・1日平均5266冊)。また中原図書館で貸出等を行った人数は約5万1千人(うち児童約7千人)、1日に本を借りる人数(平均)2510人(1年間で延べ86万人1千人)。

 中原図書館の小島久和館長は、「土曜日は平日より利用者が多く今日は開館前に約260人がお並びになりました。明日の日曜は300人以上になると予測しています」と言って、同図書館の整備コンセプトを次のように説明しました。「中原図書館は、@好アクセスのビジネスマンのオアシス A市民活動・生涯学習活動の支援 B誰もが使いやすい図書館 Cハイブリッド図書館 D市民・地域・学校・大学・企業との協働 E効率的で利便性の高い図書館、を目指しています。所蔵していない本は、県立図書館を初め各図書館と連携して貸出しています」
 その後、具体的な利用の仕方、予約本の受取方、各書棚コーナー、市民情報コーナー、多摩川の水滴をイメージした球体の読み聞かせコーナー「おはなしのへや」などを説明。予約本受取コーナーでは、小島館長が、「本を誤って別の書棚に戻しても30〜40秒後には、いまある棚を読み取り表示して利用者に伝えることができます」と言って実演すると、「すごい技術!」という感嘆の声が挙がりました。

 参加者一同、瞠目したのは、利用者だけでなく職員もめったに入らないという、バックヤードの「自動書庫」。スペースを有効活用するために、専用の閉架書庫から図書館資料を自動で出納するシステムで、3〜6階部分590・72uの面積に28万冊の資料を収蔵。図書館資料はコンテナと呼ばれる収納ケースに納められ、クレーンや搬送システムなどによって目的の本だけを取出し出納口に自動的に運ばれていきます。
 小島館長の丁寧な説明を受けながら2時間、小学3年生から60代までの参加者12人は、「へー」と驚きながら図書館の裏側を知ることができました。最後に、小島館長は、レクチャーを受けた多目的室の床を指して、「多摩川をイメージした床には亀と鯉が描かれています。ここ以外にもう2カ所ありますので、来館時に探してみてください」というエピソードも披露。
 年間120万人を超える老若男女が利用する中原図書館、ハイテク技術と職員の努力で支えられていることを実感した見学会でした。