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「インドと川崎の子どもを繋ぎ支援しよう」

世界には、貧しさゆえに学校に行きたくても行けない子どもたちが、約6100万人います(ユニセフ調査)。そのひとつ、インドの子どもたちを支援するボランティア講座が開かれました。主役は子どもたちです。

「インドと川崎の子どもを繋ぎ支援しよう」

 インド北東部にあるビハール州ブッダガヤは、仏陀が悟りを開いた仏教の聖地として有名。が、同国の最貧困地域のひとつで、治安の悪さなどが原因で、政府や国際機関の援助を受けることが難しい地域になっています。

 「世界の子どもたちのために、このまま何もせずにはいられない」と、藏田えりさんら3人の女性が立ち上がったのは2007年、NGO団体「チーム ピース チャレンジャー」を設立しました。

 活動範囲は、インド・ネパール・バングラデシュに及び、とくにインドでの実践は、目を見張るものがあります。そのひとつが、ブッタガヤのスジャータ村にある私立学校「ニランジャナスクール」に通う子どもたち約500人に給食を提供する「学校給食プロジェクト」。学校にお弁当を持参できない子どもも多く、学校にいる間だけでも栄養のあるものを食べてほしいという団体の願いを実現させました。美術の時間に心を込めて編んだミサンガとストラップを、同団体が販売しその収益によって自分たちの給食を生み出す自立支援プロジェクト。1個で3人が給食を食べられるようになります。

 もうひとつが「女性の自立支援プロジェクト」。学校に通ったことがなく読み書きのできない女性たちをスジャータアシュラム(職業訓練所)で裁縫の技術を身に着け、経済的に自立していけるようにする支援。現地に講師を派遣して、裁縫・編み物の指導を行い、オリジナルの洋服や小物をブランド名「ピースピアーズ」としてフェアトレード(Fair Trade 公平貿易)として販売し支援しています。

 こうしたボランティア活動を身近に感じてほしいと、同団体川崎支部は、8月27日(月曜)、夏休み学生ボランティア「この指とまれ!! インドの子どもと川崎市の子どもたちを繋ぐ」を、中原市民館で開催。小学6年生から高校生までの30人が参加しました。

 まず、同団体の藏田理事が、少々緊張気味の子どもたちに優しい口調で、これまでの活動について説明していきます。

 「川崎市で夏休み学生ボランティアを始めて4回目になります。ブッダガヤ・スジャータ村を中心とした村々は、貧困に苦しんでいる家庭が多く、栄養失調の子や家の手伝いで学校に行けない子も多いです。今日はそういう子どもたちが作ったミサンガとストラップの袋詰めのボランティアをします」

「インドと川崎の子どもを繋ぎ支援しよう」

 現地の村の生活や学校の様子、ミサンガの手作り作業を映したビデオを見た後、この4月に現地を訪れた会員の桑原繁宗さんが現地報告。「教室での子どもたちは、日本からのノートと鉛筆で熱心に勉強しています。貧しいと親が勉強させようという気持ちも起こらず、子どもたちは兄弟の面倒を見ながら働いています。それでも、私たちの姿を見かけると、ニコニコしながらナマステと挨拶してくれます。この子たちにも勉強するチャンスを与えたいと、胸が痛みました」

 次はいよいよボランティア作業。子どもたちが5グループに分かれて行い、その後、各グループでディスカッション。熱心にペンを走らせていた最年少の小学6年生の男児は、「勉強したくてもできない子どもたちがいるから、僕も一所懸命勉強しようと思った」と感想を口にした。女子中学生は、「映像を見て自分たちは恵まれていると思った。今日の作業で、具体的なボランティアの方法が分かったのでこれからも続けていきたい」など、主体的に考える子どもたちの姿がありました。

 最後に、「ニランジャナスクール」の子どもたちに贈るメッセージを書いて、3時間にわたるボランティア講座は終了。

 誰もが人間らしい生活を送れることを願って活動している「チーム ピース チャレンジャー」。あなたも支援の輪を広げてみませんか。

NGO「チーム ピース チャレンジャー」川崎支部

◇住所/川崎市高津区新作5-2-2-110

◇電話/080-3529-5135(藏田えり)

◇Eメール(erikurata@sky.plala.or.jp)

◇URL(http://peace3hse.net/ )


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